【七五三の初穂料】目安やのし袋の書き方
更新日:2021年08月18日
七五三はおめでたいイベントのひとつですが、由緒ある伝統行事なのでさまざまなマナーがあります。ご祈祷に必要な初穂料やのし袋の書き方など、分からないことが意外に多いのではないでしょうか。
こどもの成長を神様にお祈りするため、失礼のないようにしっかりと調べておかなければいけません。この記事では、初穂料の目安やマナー、七五三に必要な準備について解説します。
目次
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基礎知識を押さえよう!七五三の初穂料
初穂料とは神社で執り行う神事に奉納するお金です。馴染みが薄いものかもしれませんが、子育て世帯は安産祈願に始まり、お宮参り、お食い初め、七五三と初穂料を納める機会は意外にあります。初穂料の意味や七五三で納めるときの作法を押さえておきましょう。
初穂料の由来
初穂とは「その年に収穫した最初の稲穂」のことを指します。日本では昔から、年の最初に収穫した米や農作物を氏神様(地域の神様)にお供えしていました。実りへの感謝の気持ちと翌年の豊作を願い、穀物の他、果物や魚などさまざまな初物を捧げていたと言われています。
時はたち、初穂は農作物をお供えする代わりに祈祷料としてお金を納める形に姿を変えました。人生の節目に氏神様をお参りし、感謝の気持ちを表すという大切な意味があります。
初穂料と玉串料は違う?
どちらも神様にささげるものですが、意味合いが異なります。初穂料は祈祷料として差し出しますが、玉串料はお供え物の代わりとなるものです。
初穂料はご祈祷の儀式の際に神様に捧げますが、葬儀の際は使用できません。一方、玉串料はご祈祷だけでなく通夜や葬儀を執り行う際にも用いられます。
また、お札やお守りを受け取るときに初穂料を納めますが、玉串料はあくまでお供え物の代わりであるため、玉串料は納めません。
七五三で初穂料を用意するとき
七五三でのご祈祷はこどもが日本文化に触れられる良い機会ですが、必ずしも必要というわけではありません。ご祈祷を受けず、こどもが無事に成長したことへの感謝と、これからも幸せが続くよう祈願をするだけでも十分であるという考えもあります。
したがって、神社に参拝するだけに留める場合、初穂料は不要です。代わりにお賽銭を納めます。七五三のご祈祷を依頼するなら初穂料を準備し、ご祈祷前に納めましょう。
七五三のお参りは神社?お寺?
この記事では参拝先を迷われている方に、神社とお寺、どちらへお参りするのが正しいのか?その違いをご紹介します。
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お参り前に確認!初穂料の目安
七五三の初穂料は5,000円~1万円が目安です。「お気持ち」で納める場合はこれくらいを想定するとよいでしょう。ただし、あくまで目安です。きょうだいでご祈祷をお願いする場合や、地域によって目安が変わることもあるため、事前にリサーチしておくことが大切です。
神社によっては明確に決まっていることも
神社の案内看板やウェブサイトに金額が明記してある場合もあります。必要事項の記入例やご祈祷の流れ、注意点なども書いてあるため、参拝予定の神社は事前にチェックしておくと安心です。特に表示がなければ目安の金額内で包むか、ご祈祷の予約時に尋ねてみるのもよいでしょう。ご祈祷の後に、縁起物や千歳飴など、こどもへのお祝いの品を頂ける神社もあります。
きょうだいと一緒に七五三のお参りをするとき
きょうだいでお参りをする際は、基本的に初穂料×人数が目安です。神社によってはっきり決まっている場合もあるので、電話やウェブサイトで確かめるとよいでしょう。きょうだいと同時ご祈祷を受けると、割引になるケースもあります。
なお、初穂料は人数分をのし袋1枚にまとめて入れて構いませんが、ご祈祷をするこども全員の名前を書きましょう。
七五三のご祈祷に関する基礎知識を解説!参拝マナーや流れを確認しよう
この記事ではご祈祷を受ける際の準備や参拝のマナーをご紹介。初めて七五三のお祝いをする方や参拝マナーが心配な方にも、わかりやすく解説します。
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覚えておきたい!初穂料の包み方とマナー
初穂料は、水引のあるのし袋に入れて神社で手渡しするのが一般的です。神社によって渡すタイミングが異なり、のし袋が不要な場合もあります。また、のし袋の書き方も選ぶ封筒によって違います。当日慌てないように準備をして、渡すマナーもしっかり覚えておきましょう。
包み方は神社によって異なる
初穂料を納めるタイミングは参拝先で異なります。多くの神社ではご祈祷の前に初穂料を渡しますが、中には受付の際にご祈祷料として納める神社もあります。その場合はふくさやのし袋に包んだりせず、そのままお金を納めますが、神社によって異なるため確認が必要です。
社会情勢によって前年と変わることもあるので、事前に調べておくと当日思いがけず失礼をする不安も減るでしょう。
のし袋や白封筒の表書き
封筒は水引の飾りがあるのし袋と、水引を印刷してある白封筒があります。どちらを使ってもよいですが、書き方が少し異なるので注意が必要です。
・のし袋
表書きは筆ペンや毛筆を使って書きます。薄墨は弔事の際に用いられるものなので避けましょう。水引は「紅白(もしくは白金)の蝶結び」が一般的です。上段・下段は次のように書きます。
表書き上段 | 御初穂料または御玉串料 |
---|---|
表書き下段 | こどもの姓名 |
下段に書くこどもの姓名ですが、地域によっては隣にお父さんまたはお母さんの氏名が必要な場合もあるので慣習に従いましょう。
・白封筒(水引が印刷されたもの)
表書きはのし袋と同じですが、封筒の裏面左下に包んだ金額と住所を記しておきます。
表書き | 上段:御初穂料 下段:こどもの姓名 |
---|---|
裏面(左下) | 包んだ金額と住所 |
中袋の書き方
表面の中央に大きめの字で金額を記入します。漢数字(大字)で書くほうがふさわしいでしょう。裏面左下にこどもの名前と住所を書きます。きょうだいは連名で記入し、住所や郵便番号は金額の書き方に合わせて漢数字で書きます。
中袋がついていない場合は、白封筒に準じてのし袋の裏面に包んだ金額と住所を記しておきましょう。
表面 | 金壱萬円 など |
---|---|
裏面 | こどもの姓名、住所 |
お札の状態と入れる向きにも注意して
お札は新札でするのが一般的ですが、絶対の決まりごとではありません。しかし、初穂とは初物を準備することである歴史・風習を考えると、可能な限り新札を用意しておくほうがよいでしょう。どうしても準備できない場合は、できるだけきれいで折り目が少ないものを選びます。
お札を封筒に入れる際は、表にそろえてお札の肖像(人物)が上にくるようにして封入しましょう。
押さえておこう!七五三のスケジュールの立て方とポイント
昔から11月15日が七五三の日とされてきました。最近は春先から記念写真の前撮りや衣装の準備を始めて、10月~12月の都合の良い日にお祝いをする家庭も多く見られます。どちらにしろ、大切なのは余裕をもって準備を始めることです。七五三のスケジュールの立て方とポイントを解説します。
1.まずは七五三全体の方針を決めることから
春から初夏にかけて具体的に動き出しましょう。おおよその日程を決め、ご祈祷はするのか、写真撮影はいつ・どこでするのか、祖父母にも参加してもらうのかなどの全体計画を決めます。祖父母を呼ぶ場合は、早めにスケジュールを押さえておくと安心です。
参拝する神社 | ご祈祷をする・しない |
---|---|
スタジオ撮影 | 前撮り・参拝当日・後撮り |
参加者 | 祖父母は両家・どちらか一方 |
衣装 | 購入・レンタル |
衣装のスタイル | 和装・洋装 |
着付け・ヘアメイク | 家族がする・プロに依頼 |
食事会 | 自宅・外食・しない |
2.早めにご祈祷・記念写真・衣装などの準備や予約をする
方針が固まったら、準備と予約を進めましょう。早めに予約したほうがよいのは以下の項目です。
- 御祈祷
- スタジオ撮影
- 食事会
- 衣装と着付け、ヘアメイク
衣装を購入する場合は、衣装に合わせてヘアメイクや着付けも必要なので、予約をするなら早めが理想です。お母さんやお父さんでしてあげるなら、どのような髪型にするのか、あらかじめ考えておきましょう。念のため、当日までに練習しておくと安心です。
3.初穂料や持っていくと便利なグッズは前日までに準備を
七五三当日に役立つ便利グッズを表にまとめてご紹介します。当日はバタバタしてしまうので、前日までに準備しておきましょう。
あると便利なもの | なぜ必要か |
---|---|
履き慣れた靴と靴下 |
|
ばんそうこう |
|
ヘアピンやワックス、タオルなど |
|
防寒、防暑グッズ |
|
一口サイズのお菓子 |
|
4.記念写真を撮るタイミングも大切
七五三の記念撮影は「前撮り」「当日撮影」「後撮り」があります。どれを選ぶかで1日の流れが変わるため、家族と意見を擦り合わせて決めましょう。
・前撮り
当日は写真撮影だけに集中できるので、こどもが疲れにくく、すてきなショットを残しやすいと言えます。ピークシーズンの混雑を避けられることもメリットです。また、早撮りプランなどお得なキャンペーンを利用できることもあります。
・当日撮影
七五三のお参り当日に撮影をする場合は参拝前がおすすめです。一日で全てを済ませるためハードスケジュールになりがちですが、着付けやヘアメイクが1日だけで済むのはメリットと言えます。
・後撮り
前撮りと同じく、混み合う時期を避けられるのがメリットです。希望日に予約が取れなかったときでも、スタジオならいつでも七五三撮影が可能です。
七五三の成功の秘訣は写真だけでも記念に残すこと
この記事では、記念撮影を中心にした、シンプルな七五三の祝い方を提案します。「家族そろっての参拝や食事会はスケジュール的に難しい」というケースは珍しくありません。後半では、七五三の多様なお祝いの仕方についてもご紹介します。
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スタジオマリオで七五三の思い出を残そう!
七五三の思い出を残すなら、ぜひスタジオマリオにお任せください。こども写真のプロカメラマンがお子さまのすてきな表情をとらえ、ずっと残り続ける思い出として写真に閉じ込めます。当日の体調が優れないなど、ご都合が合わなくなった場合は別日でのセッティングが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
豊富な撮影用衣装で大満足
七五三の撮影衣装を和装、洋装ともに豊富に取りそろえています。好きな衣装でたくさん撮影ができるうえ、小学生までのきょうだいなら衣装代はかかりません。
お持込の衣装も大歓迎で、もちろん無料で着付けいたします。楽しく心地良い雰囲気のスタジオで、ご家族みんなで七五三撮影をお楽しみください。
充実の七五三商品!セット商品もお得
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※2021年7月時点での情報:予告なく変更することがあります。
七五三写真は通年撮影OK!ご家族にとってベストなタイミングで
「祖父母との都合が合いにくい」「お参りから撮影まで1日で済ませるのはハード」「こどもが日焼けする前に撮っておきたい」など、七五三のスケジュール調整は意外と難しいものです。
スタジオマリオなら、七五三の撮影をいつでも受け付けています。ご家庭にとって一番良いタイミングでお声掛けください。ご家族が無理なくスケジュールを組め、余裕を持って撮影に臨めるお力になりたいと考えています。
まとめ
七五三の初穂料は神社でご祈祷をお願いする際に渡すもので、神社によって納め方が変わります。ご祈祷をせず参拝のみに留めておく場合は初穂料の準備の必要はありませんが、いずれにしてもこどものお祝いはマナーに則り、思い出深いものにしたいものです。
スタジオマリオでは、お子さまを第一に考えスタッフが丁寧にコミュニケーションを取りながら撮影を進めます。フォーマルな雰囲気から自然な表情、おどけたかわいらしい姿などさまざまなシーンを切り取り作った写真集は、一生の思い出になるでしょう。七五三撮影はぜひスタジオマリオへお任せください。
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