おひな様の選び方
桃の節句お役立ちコラム
どうやっておひな様を選んだらいい?
おひな様にはどんな種類がありますか?
おひな様の種類は、大きく分けるとふたつの種類に分けられます。「衣裳着ひな人形」と「木目込み(きめこみ)ひな人形」です。
「衣裳着ひな人形」は、実際にお人形に衣裳を着せつけているタイプのおひな様です。きらびやかな衣裳と、どこか大人びた美しい表情が衣裳着ひな人形の特徴です。
一方「木目込みひな人形」は、お人形に衣裳のシワや模様の形を彫り込み、そこに布地を押し込んで衣裳を着せいく方法で作られるおひな様です。彫られた部分に布を押し込むことを「木目込む(きめこむ)」ということから、この呼び名がついたと言われています。桐塑(とうそ)という、桐の粉を固めてできた粘土によって作られるお人形は軽くてとても丈夫。型崩れの心配もなく扱いやすいおひな様です。
おひな様の賢い選び方
選び方のポイントは、大きく分けて3つ。「飾る場所・収納する場所」と「予算」、そして「希望するおひな様の種類・イメージ」です。
第一に場所です。お家のどこに飾るのかを決め、その場所のサイズを測っておきます。高さや幅はもちろん、意外と大きくとられがちな奥行きまでしっかり見ておくと良いでしょう。一方で、収納しておく場所を確保しておくことも大切です。おひな様は、一年のうちほとんどが収納場所にある季節ものです。スペースだけでなく、どんな風にしまうと便利なのかも考えておくと安心です。場所が決まったら、予算と希望するおひな様のタイプを考えましょう。場所をとらないコンパクトなものを選ぶのか、ケースつきで簡単に飾れるものが良いのかなど、事前に大まかにでも方向性を決めておくことで、いざお店に足を運んだときに選びやすくなります。
どんなお店で買ったらいいの?
お店選びでは、「節句人形アドバイザー」がアドバイスしてくれるお店かどうかがひとつのポイントとなるでしょう。節句人形アドバイザーは、社団法人日本人形協会が認定する、おひな様販売のスペシャリストです。
また、広告に不当な価格の表示をしているお店や価格の安さだけをアピールしてくるお店は、できる限り避けたほうが良いでしょう。節句人形アドバイザーのいるお店の場合、このような販売の仕方が厳しく禁止されています。アドバイスの面からも価格の面からも、より安心しておひな様を買い求めることができます。

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桃の節句・ひな祭り撮影