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七五三のお参りは神社?お寺?

お子さまの成長を祝う七五三。一生の思い出になるよう、「かっこよく」「かわいく」してその日を迎えたいですよね。ただ、着物の段取りは準備万端だとしても、参拝先を迷ってしまう方は案外多いのではないでしょうか?
神社とお寺、どちらへお参りするのが正しいのか?――ここでは、この疑問にお答えしていきたいと思います。

お寺と神社に違いはあるの?

お寺と神社に違いはあるの?

もともと七五三は、旧暦十一月に氏神様へ参り、収穫の礼を申し上げると同時に「子どもが無事に成長できたこと」に感謝を捧げる形で始まりました。神道では、産土神(うぶすながみ:生まれた土地の氏神)が子どもを守ると言われるため、自宅近くの神社へ参拝するのが一般的です。

一方、お寺でも七五三の参拝を受け付けているところが多くあります。仏教では、仏様や先祖の霊が子どもを守ると言われるため、「お子さまの成長を仏様や先祖に感謝しましょう」という紹介をされるのです。

神社とお寺のどちらへ参拝するか、そこに正解はありません。お子さまの成長に感謝して、祝う気持ちが何より大事なこと。パパとママがお子さまのために選んだなら、それが「正しいお参り先」です。

神社とお寺で違うお参り作法

神社とお寺で違うお参り作法

七五三の参拝をする時、神社とお寺では参拝の作法が少し違います。大切な日に失敗しないよう、それぞれの作法を確認しておきましょう。

【1】一揖(いちゆう)の場所

神社では鳥居の前で、お寺では山門の前で一揖します。一揖とは、両手を胸の前で組み合わせて行う敬礼のこと。
鳥居や山門は、神仏がいる場所への玄関にあたりますので、ご挨拶無しに入るのは失礼です。必ず立ち止まって一揖してから入るようにしましょう。

【2】手水舎(ちょうずや)で手を清める

ここは神社、お寺ともに同じです。お参り前には手を清めましょう。神仏の前へ出る前に手を清めることは、「禊(みそぎ)」と呼ばれる大事な作法です。

正式な手の清め方
1. 右手に柄杓を持って水をすくい、左手に水をかける
2. 左手に柄杓を持ち変え、右手に水をかける
3. 右手に柄杓を持ち変え、左手に水を受けて口をすすぐ
4. 柄杓を立て残った水で柄杓の柄を洗い、元へ戻す(4は省略しても可)

手にかける水は少量でよく、慣れるとひとすくいの柄杓の水で1~4の動作が全部出来ます。

【3】お線香をあげる(お寺のみ)

お寺であげるお線香には、①身を清める、 ②仏様の食べ物と、ふたつの意味があります。 「常香炉」の前でよく煙を浴びている人を目にしますが、これは身を清めると同時に身体の悪い部分を祓ってもらうため。
お子さまの成長に感謝する七五三では、仏様への気持ちとしてお線香を購入されても良いかもしれません。ただしその際には人のつけたろうそくの火を使わないように注意しましょう。
他人の火を使ってしまうと「その人の業(ごう)をもらってしまう」と言われています。
お子さまの健やかな成長を祝うのですから、新しく点したろうそくで、お線香を手向けましょう。

【4】参拝について

神社とお寺の参拝の作法で、一番間違えやすいのが「拍手」。神社のお参りの作法は、「2礼、2拍手、1礼」が基本です。つまり2回お辞儀をしてから2回拍手し、最後に1礼します。
一方、お寺では拍手せず、手を合わせて祈るのが一般的。間違えると目立ってしまうので、「神社では拍手、お寺は拍手しない」とおぼえておきましょう。 ただ神社、お寺によって作法が異なることもあります。拍手の回数や、お香の頂き方など、宗派で違う場合もあるので、参拝先で事前に確認をしておくのが良いでしょう。

七五三を機に、お子さまと一緒に正しい参拝の作法を学んでみるのも面白いですね。

玉串料はお寺ではどうなる?

神社で七五三をする場合、ご祈祷のお礼は「玉串料」または「初穂料」と書いてお渡しします。玉串とは神様に捧げる榊(さかき)の木のこと。榊の代わりにお金を納めますという意味です。「初穂料」の場合は、その年実った稲の代わりにお金を納めるのです。
では、お寺ではどうでしょう? お寺へのお礼は「御布施」と書きます。丁寧にする場合「七五三詣」と添書きをします。

お参りは近場がおすすめ

七五三に、有名な神社やお寺にお参りに行きたい方もいらっしゃると思いますが、お参りに行く場所は、ご自宅からあまり遠くない神社やお寺がおすすめです。

神社の場合は、生まれた土地の氏神に参るのが良いとされていますし、何より慣れない衣装での長距離移動はお子さまが疲れてしまいます。

角度の急な階段が続いたり、参道があまりにも長いような神社やお寺も、七五三の場合は避けた方がいいかもしれません。七五三は、お子さまのための行事です。
当日はお子さまが慣れない衣装で行動することを念頭に置いて、無理のないお参り先を選ぶようにしましょう。

日本で始まった七五三ですが、今や海外にも広まっています。日本文化を紹介する団体によって「国際七五三」という催事が2000年からニューヨーク市で行われています。お子さまの成長を願う親の気持ちは、世界共通なのでしょう。お宅でもどうかお子さまの七五三を、心を込めて祝ってあげてください。

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