お宮参りの髪型やメイクのマナーはこれ！和装と洋装&写真写りのポイントも

押さえておきたい｜お宮参りの髪型やメイクのマナー

産後、最初に迎えるフォーマルな行事がお宮参りです。お宮参りに同伴するお母さんは、マナーに則して身だしなみを整えましょう。赤ちゃんよりもお母さんが目立つような、派手な髪型やメイクは避けたほうが賢明です。以下に髪型やメイクについて、基本的な考え方をまとめました。

髪型について

お宮参りの髪型は、和装と洋装のいずれもアップスタイルが基本です。特にロングヘアの方は、ダウンスタイルは避けましょう。アップスタイルにすることで、赤ちゃんの顔に毛先が触れないだけでなく、髪が乱れにくくなります。

髪飾りを使用する場合は、目を引くもの、大ぶりなものは避け、目立たないヘアピンやバレッタなどを選びましょう。また、お宮参りの髪色としては黒や落ち着いた茶色がふさわしいとされています。

メイクについて

お宮参りを控えたお母さんの中には、「和装や洋装に合わせて華やかなメイクにしたい」と考える人もいるかもしれません。しかし、お宮参りには上品に仕上げたナチュラルメイクが適しています。

チークやリップ、アイメイクでは濃い色を避けつつ、厚塗りしないようにしましょう。リップでは薄いピンク系を、チークではオレンジ系を使えば、自然なメイクに仕上がります。

ショートヘアの方向け｜お宮参りにおすすめの髪型

お宮参りの髪型はアップスタイルが基本ですが、ショートヘアのお母さんの場合、無理にアップスタイルにしなくても問題ありません。トップ（髪の頭頂部）にボリュームを持たせたヘアアレンジや外はねヘア、編み込みなど、アレンジ次第で華やかさをプラスできるような髪型がおすすめです。和装・洋装に分けて詳しく解説します。

和装の場合

和装の場合、トップにボリュームを持たせつつ、首回りをすっきりと見せるヘアアレンジで華やかさを演出できます。髪全体にスタイリング剤をなじませ、ブローやヘアアイロンで髪の流れを整えましょう。

慶事用のネクタイは、結婚式や祝賀会などのフォーマルなシーンでも着用の機会があります。使用頻度は少ないものの、1本は持っておくのが大人のエチケットといえるかもしれません。

ダークカラーの場合

ダークカラースーツの場合は選択肢がさらに広く、慶事用以外のネクタイを着用します。お祝い事にふさわしい、華やかな色味を選ぶのがポイントです。パステルカラーは明るく活発な印象を与えるでしょう。

トップには逆毛を立ててボリュームを持たせます。サイドの髪が顔にかかる場合、ヘアピンやヘアスプレーで固定しましょう。襟足部分の髪の長さが足りるなら、まとめ上げて後頭部にボリュームを持たせることで、首回りをきれいに見せられます。

洋装の場合

洋装の場合、無理にアップスタイルにするよりも、上品なダウンスタイルがおすすめです。外はねヘアなら、手軽にアレンジできます。太め（32mm程度）のヘアアイロンで、毛先をワンカールしましょう。仕上げにヘアオイルやヘアワックスを毛先にもみ込むと、一気に上品さが加わります。

顔にかかるサイドの髪のアレンジとして、編み込みがおすすめです。軽くヘアワックスをなじませてから編み込みをするとまとまりやすい上、ヘアスタイルも崩れにくくなります。

ミディアム・ロングヘアの方向け｜お宮参りにおすすめの髪型

ミディアムヘアやロングヘアの場合、お宮参りではアップスタイルが基本です。ミディアムヘアの方には、ハーフアップやシニヨンヘア（お団子などのまとめ髪）をおすすめします。ロングヘアならヘアアレンジの幅が広がり、シニヨンヘアや夜会巻きも可能です。簡単な手順を交えながら、お宮参りにおすすめの髪型について紹介します。

ミディアムヘアの場合

肩から鎖骨までの長さのミディアムヘアは、ハーフアップやシニヨンヘア（お団子などのまとめ髪）で髪をまとめましょう。ハーフアップは、洋装に適しています。シニヨンヘアは、和装と洋装のどちらにも似合います。簡単なシニヨンヘアの一例として下記に手順をまとめました。

和装には、タイトにまとめた上品なシニヨンヘアが似合います。ヘアワックスを髪全体に軽くなじませておくと、きれいな毛流れのままでセットが可能です。髪全体をヘアアイロンで巻いてから作ると、洋装に合う華やかなシニヨンヘアにアレンジできます。

ロングヘアの場合

ロングヘアでは髪が邪魔にならないよう、シニヨンヘアや夜会巻きなどのアップスタイルにしましょう。夜会巻きは、髪全体をすっきりとまとめられるヘアスタイルです。気品のある仕上がりなので、お宮参りの和装と洋装のいずれにも適しています。

夜会巻きの作り方は、下記の手順です。きれいに仕上げるコツとして、「ブローで毛流れを整えておくこと」と「崩れないようにしっかりとねじり上げること」の2点を意識しましょう。

お宮参りの髪型｜上品に仕上げるポイント

お宮参りの場にふさわしい髪型を目指すには、上品にすっきりとまとめることが大切です。上品に仕上げるポイントとしては、「トップにボリュームを持たせる」と「髪をまとめて顔周りをすっきりさせる」の2点が挙げられます。和装と洋装いずれの場合にも共通するポイントです。詳しくチェックしましょう。

トップにボリュームを出す

髪の頭頂部にボリュームがなく、ぺたんとしていると、どこか物足りない仕上がりになってしまいます。トップに高さを出して、上品さを演出しましょう。同じへアアレンジでも、トップにボリュームがあるかどうかで印象が大きく異なります。

ボリュームアップしたいときにおすすめなのが、トップの分け目を変える方法です。髪の根元にドライヤーを当てたり、ヘアアイロンで軽くカールを入れたりすると、トップのボリューム感が増します。

顔周りをすっきりさせる

お宮参りのときのヘアアレンジでは、顔に髪がかからないようにすることが大切です。額を出したり後れ毛をあまり出さないようにまとめたりすると、すっきりとした雰囲気を演出できます。

前髪やサイドの髪は、髪の長さやヘアアレンジに合わせてまとめましょう。ショートヘアには、編み込みやポンパドールがおすすめです。ロングヘアの場合は、アップスタイルの毛流れに合わせ、前髪やサイドの髪をまとめます。

お宮参りの髪型｜注意点や写真に写るときのポイント

髪色やヘアアレンジの中には、お宮参りにふさわしくないものもあります。明るすぎる髪色、ルーズな髪型や長すぎる前髪は、お宮参りの場では避けましょう。マナーとしてふさわしくないだけでなく、お宮参りの記念撮影で写真写りが悪くなる恐れもあるからです。注意点を押さえて、事前に準備を整えておきましょう。

明るすぎる髪色は避ける

明るすぎる髪色は、主役の赤ちゃんよりもお母さんが目立ってしまうため、お宮参りの場には適していません。金髪などの派手な色の他、明るいトーンの茶髪も避けたほうが無難でしょう。髪色が明るすぎる場合には、落ち着いた暗めの色に染め直すことも解決策のひとつといえます。一時的に髪を黒くできる、黒染めスプレーもおすすめです。

写真写りの点からも、明るすぎる髪色はおすすめできません。和装の場合、黒髪に近い髪色のほうが着物と相性がよいことが理由のひとつです。さらに、落ち着いた髪色は髪がつややかに写りやすいというメリットもあります。

ルーズな髪型や長すぎる前髪は避ける

最近では後れ毛を多く出すヘアアレンジがトレンドですが、お宮参りにはふさわしくありません。後れ毛を多く出したり、前髪が長すぎたりすると、だらしない印象につながるので注意しましょう。

お参りの際はお辞儀をする機会も多いため、きちんとまとめていないとすぐに髪型が乱れてしまいます。また、顔に髪がかかっていると影になることから、写真写りを考えてもきちんとまとめたほうが賢明です。すっきりとまとめておけば、お参りのとき邪魔にならず、記念写真にも明るい印象を残せるでしょう。

過剰なヘアアクセサリーは避ける

色が派手、大ぶり・垂らすデザインなど、目立つヘアアクセサリーはお宮参りには適していません。サイズが小さくても、キラキラ光るラインストーンを使ったヘアアクセサリーも避けます。

アップスタイルで使用するヘアピンやバレッタも、髪色になじむ落ち着いた色のヘアアイテムを選びましょう。ヘアアレンジに上品さをプラスしたいなら、パールが付いたヘアアクセサリーがおすすめです。パールであれば派手になりすぎず、小ぶりなデザインでも華やかさを演出できます。

まとめ

お母さんやお父さんにとっても、お宮参りは大切な思い出として残ります。しかし、お宮参りの主役は、あくまでも赤ちゃんです。赤ちゃんを引き立てられるよう、お母さんはすっきりまとめた髪型と落ち着いた髪色、ナチュラルメイクで上品さを演出しましょう。

マナーの範囲内で華やかさを演出できれば、すてきな記念写真でお宮参りの思い出を残せます。お宮参りの記念撮影は、スタジオマリオまで気軽にお問い合わせください。写真撮影の時間も、すてきな思い出のひとつになるようにサポートします。