お食い初めの献立メニューと食べ物の意味について

百日祝い・お食い初めお役立ちコラム

赤ちゃんが産まれて100日目(または110日目、120日目)にする「お食い初め」という儀式をご存じでしょうか?「お食い初め」は、箸を使って赤ちゃんに祝い膳を食べさせるマネをする儀式で、産まれた子が「一生食べものに困らないように」という願いが込められていると言われています。「お食い初め」は、歴史を辿れば、平安時代から行われていた由緒ある儀式。しっかり食べる丈夫な子に育つよう、心を込めて準備をしましょう。ここでは、お食い初めの献立や、その意味についてご説明します。

お食い初めのお膳は、どんなメニューが一般的?

昔ながらの日本の食事は「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」を基本としています。「一汁三菜」とは、ご飯のほかに、汁物が1品とおかずが3品付く食事のこと。おかず3品は、主菜の魚を1品と副菜を2品、あるいは主菜、副菜、箸休め(香の物)を1品ずつというのが一般的です。

一汁三菜の献立に込められた想い

「お食い初め」には、地域ごとにさまざまな食材が用いられますが、いずれも縁起の良い意味合いのものが選ばれる傾向にあります。以下で、お食い初めにおける一汁三菜の献立を挙げ、それぞれに込められた意味についてご説明します。

[ご飯] 赤飯

赤は、古来より魔除けの力や、厄払いの力があるとされる色。そのような色が使われている赤飯は、お子さまが病気や災難にあうことなく、健やかに成長するようにという願いが込められていると言われています。

[椀物] 貝合わせ(はまぐりの潮汁)

貝(特にはまぐり)の汁は、良縁を意味する椀物。将来、「二枚貝のように、ぴったり合う伴侶」に出会えることを願って用意します。

[主菜] 祝い鯛(尾頭付きの鯛)

鯛は、語呂が「めでたい(鯛)」に通じる縁起物。魔除けの赤に、身は白というように、「紅白」のめでたい色合わせから、祝い膳に欠かせない魚です。

[副菜1] 煮物(エビの吹寄せ、高野豆腐、黒豆など)

エビとレンコンの吹き寄せは、長寿と先行きの明るさを祈るもの。また、精進料理の高野豆腐は、邪気を払うと言われています。

[副菜2] タコ(あるいは紅白なます)

「多幸」に通じるタコは、手が八方へ伸びることから、八方へ運勢が広がると言われ、縁起の良い食べもの。赤ちゃんの歯が吸盤のように順序良く並び、しっかり固まることを願って、関西では「歯固め石」の代わりにタコを使う地域も多くみられます。

[歯固め石]

三菜のほかに、「歯固めの石」と呼ばれる小石を、小皿に乗せてお膳に乗せます。「歯固め石」は、石に触れた箸で、赤ちゃんの口に触れる「歯固め」という儀式で使われる石のこと。この儀式には、強い歯でしっかり食べものを噛み、丈夫に育って欲しいという願いが込められています。

上記に紹介した献立のほかにも、地方ごとの名産品が使われることもあります。赤ちゃんが生まれた地域に「お食い初め」のしきたりがない場合は、同じ地域に住む年配の方に確認してみるのも良いでしょう。赤ちゃんのお祝いを機に、地元の意外な歴史に出会えるかもしれません。

スタジオマリオの百日祝い・お食い初め撮影 詳しくはこちら