ナカヤっちが撮影する、ほのぼの写真やおかしな写真たち。
どうか、あなたの「息抜きのひととき(脱力アワ~)」になりますように…

虫嫌いの人は見ない方が…

VOL.89 2006年05月08日

近所の桜の木で見つけた、見慣れない虫の大群。
写っていないものも合わせると、軽く50匹は居ました。

体長1cmくらいの黒光りした体に、
赤い斑点と白黒の縁取り、
そして、クモのように丸いお腹。
この、黒々とひしめき合う様子はなんとも不気味。
手を震わせながら、おそるおそる撮影してみました。

家に帰って夫に聞いてみたものの、
地元の虫なら大抵は知っていそうな彼でさえ、
この虫は見たことがないという。

それもそのはず。調べてみると、
どうやらこれは、近年見かけるようになった
「ヨコヅナサシガメ」の幼虫のよう。

「ヨコヅナサシガメ」は、元々インドや中国に
生息する南方系のカメムシで、日本には、
昭和初期に積荷に紛れて九州に上陸したとか。

1980年ごろまでは東海地方でも
ほとんど発見されていなかったのに、
90年代には関東でも確認されるようになったそうな。
運送の発達のせいか、温暖化のせいか、
ここ最近、急速に北へ侵入し

て来ているんですね。

どーりで、夫も知らないはずだ。

2日後、気になってまた見に行くと、
一匹だけ赤い個体が…。
わお~! もっとグロテスク~。

実は、真っ赤なのは脱皮直後のもの。
なんと、数時間後には再び真っ黒になるんですよ!

そして、黒くて少し大きくなっているのが、
今回の脱皮で成虫(だと思います)になった個体たち。
表面の赤い斑点は消え、
白黒の縁取り模様はさらにクッキリ。

この日は、まだ

幼虫と成虫が入り混じっていましたが、
あと3日もすれば、全員成虫になるでしょうね。
皆、続々と大人の階段を上っています。

ちょっぴり不気味に見えてしまう彼らですが、
もしかしたら、こうして「不気味」に見せているのも、
身を守る自然の知恵なのかもしれませんね。

彼らも夏には産卵をし、そして一生を終えるそうです。