スタジオマリオ上尾井戸木店のチャンマイです!
「お食い初め」の祝い膳には脚付きのお膳を使い、
「食い初め椀」と呼ばれる塗り物の食器を並べ、
一汁三菜の料理を盛るのが基本です。
このとき「食い初め椀」は、
男の赤ちゃんには赤、女の赤ちゃんには黒の塗り物を使う
という決まりがあり、さらに鶴亀などの吉祥柄を描いたもので、
新品を用意するのが良いとされています。
また、最近はテーブルの上に会席膳または折敷(おしき ※)
を置いて、陶磁器(とうじき)の食器を並べるやり方や、
プラスチック樹脂製の赤ちゃん用食器を使い、
カジュアルなテーブルセッティングで祝うご家庭も多くなりました。
赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちが一番大切なので、
それぞれのご家庭のやり方で祝うのが良いでしょう。
※折敷(おしき) … 料理を並べるお盆。四角く縁が構えられている。
◎食事をさせるのは最年長者の役目!!
「養い(やしない)親」とは、赤ちゃんを膝に抱き、
箸を使って赤ちゃんに食事をさせる役のことです。
「養い親」になる人は、赤ちゃんが長寿にあやかれるように
「赤ちゃんと同性の最年長者」にお願いするのが一般的です。
そのため、パパとママ、そして祖父母の家族で
「お食い初め」をする場合は、女の赤ちゃんならお祖母さま、
男の赤ちゃんならお祖父さまが「養い親」をすることになります。
◎実際に赤ちゃんに料理を食べさせちゃうの!?
赤ちゃんに食べさせるとは言っても、
まだ離乳食期なので、実際に食べさせることはしません。
養い親が箸を使い、赤ちゃんの口元まで料理を運んで、
口に少し当てて食べる真似をさせるだけです。
一汁三菜の中で、食べさせる順序は以下の通りになります。
↓ ↓ ↓
食べさせる順番
1.ご飯→2.汁物→3.ご飯→4.魚、煮物→5.ご飯(→1にもどる)
上記を3回繰り返すのが正式ですが、
もし赤ちゃんが嫌がってしまった場合は、
無理して繰り返す必要はありません。
◎丈夫な歯が生えてくるように願いを込めて……
歯固めは、「石のように強く、丈夫な歯が生えるように」
という願いを込めて行う儀式です。
まず、「歯固め石」と呼ばれる小石を3個用意して、
脚付きの器である高坏(たかつき)へ入れ、
お膳の中央へと置きます。
そして、高坏に置いた石に箸を触れ、
「丈夫な歯になりますように」と祈りながら、
箸を赤ちゃんの歯茎にそっと当てましょう。
地方によっては、歯固め石の代わりに、堅い鬼胡桃を使ったり、
関西ではタコを使ったりすることもあります。
今回ご紹介したのは、「お食い初め」の伝統的な流れについてです。
伝統にのっとり、格調高く行いたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、このような流れを知った上で、アレンジを加えて
「我が家流のお食い初め」をしてみても良いですね。
いずれにせよ、赤ちゃんが生まれてから100日の成長を祝い、
この先の健康と幸福を願う席ですから、
ご家族のみなさんが笑顔でいられる1日にできるよう心掛けましょう。
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上尾と桶川のあいだ 記念日スタジオ
スタジオマリオ 上尾・井戸木店
TEL:0120-753-462
営業時間:10:00~19:00
住所:埼玉県上尾市井戸木1-4-5
(カメラのキタムラ店内)